2009年11月01日

NO.019 O3 Tour midsize(prince)

 もうVolklはお腹いっぱいという方も見えると思いますので、ここでPrinceを一本紹介します。今回はPrinceのO3シリーズです。

 私は80年代後半から90年代前半のテニスシーンが好きでした。ですので当時のトッププレイヤー達が使用していた、面が小さくて薄いラケットに今でも憧れを持っています。Princeのラケットといえば、アガシ、チャン、サバティーニ、レネバーグ等が頭に浮かびますが、彼らが使用していたのはOSでミッドサイズではなかったこともあり、あまりPrinceのラケットには興味を持ちませんでした(一時期、ラフターに憧れTT Warriorを使用したことはあります)。

 しかしここへ来て、Princeがフレームにボコボコ穴が開いてグロメットの無いシリーズを矢継ぎ早に商品化してきたではありませんか。シャラポワ、杉山、ハンチュコワ、ダビデンコ、フェレーロなども使用し注目度も高くなってくると、さすがの私も最近のラケットってどうなんだろう?最新のテクノロジーはそんなにすごいのか?と好奇心を抑えることができなくなっていたのです。

 おまけにVolklラケットを特集していたサイトにも「カタパルトシリーズに最も似ている打球感のラケットはP社のO3 ホワイトだ」というコメントを見つけ、「これはもう行くしかない」という気持ちを抑えられなくなり、買ってしまったのがO3 Tour midsizeだったのです。

 さすがにO3 ホワイトには興味がありませんでした。やはり95平方インチといえどもmidsizeという響きには勝てませんでした。おまけに厚さが18〜20mmではないですか、この薄さもこのラケットを選んだ理由の大半を占めます。やはり男は何でも薄いものが好きなんですよ。ラケットの厚さにしても、女性の体型にしても、0.03mmの薄いゴムにしてもそうですね。

o3 tour ms.JPG


 もう一度おさらいで、ラケットのスペックです。フェイス面積は95平方inch、長さ27inch、重さ325g、バランスが305mm、ストリングパターンが16×18となります。数値だけで見ればかなり理想に近いんです。バランスもヘッドライトで325gならネットプレーの取り回しも良さそうだし、スピンがかかりそうなストリングパターン、シャフトの辺りが一番薄くてバックハンドのテイクバック時の違和感も無さそう…かなり期待大でした。

 ラケット購入後、早速打ってみました。打球感はVolklのカタパルトとは明らかに異質のもので、ボワンとしたあまりはっきりしない感じというのが第一印象です。しかし私はこのボワンというはっきりしない打球感は嫌いではないんです。当時テニスエルボーに悩んでいたこともあり、「パぁーん」と弾くような硬質な打球感は敬遠していたんです。一言「ボワン」といってもなかなかイメージがつかめないと思いますので、分かりやすく説明します。このラケットで最初の1球を打ったときに頭に浮かんだのは、『北斗の拳』に出てくるウイグル獄長でした。彼の必殺技は「蒙古覇極道」という猛烈なショルダータックルです。日向小次郎の者とは全くレベルが違います。バッファローマンも「ハリケーン・ミキサー」を使いますが彼は超人ですので、人間界ではウイグル獄長が最強でしょう。その「蒙古覇極道」を私がダンプ松本のケツに思いっきりかました時の衝撃といったら分かり易いでしょうか。あくまでダンプ松本です。アジャコングではケツが硬そうです。

 打球感・スペック的には問題なし。でもこのラケットがメインになることはありませんでした。というのは、持つとずっしりとしてとても重たいのです。振り抜きもあまりよくありません、特にオーバーヘッド系は強くそう思いました。「本当にバランスが305mmなのか?」と何度もシャフトの内側の記載を確かめたぐらいです。

 重たいせいなのか、確かにパワーはあります。大事な試合の大事なポイントでこのラケットのパワーがいかんなく発揮され、フォアの回り込んだレシーブがジャストアウト!その後は転げ落ちるように惨敗した記憶もあります。しかしそれ以上に最新の技術がふんだんに盛り込まれているはずなのに、90年代前半のラケットと比べて大幅に打ちやすくなった感とか大幅に良くなった感が感じられませんでした。「これなら今までのラケットでいいや」という気になってしまったんですね。

 でも色がオレンジでなくてもっと強そうな赤か黄金、真っ黒なら手元に置いてあったかもしれません。黒ベースにオレンジ色はあまり強そうには見えないですよね。特撮の5人戦隊でもオレンジ色はいないですから…、おっとバトルフィーバーJのバトルコサック(ロシア出身のはずなのに何故か顔がスフィンクス…)はオレンジ色だ。そう考えると、現在のメインであるVolklのTour10 mid VEはバトルケニアと配色が一緒ではないかっ。
 
2009年11月1日

posted by はぶさん at 00:00| Comment(0) | prince | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NO.018  Catapult 8 V-Engine(Volkl)

 Volklラケットばかりが続きますがどうかご容赦くださいませ。さて今回は黄金スペックかつ万能ラケットのCatapult8 V-Engineです。

 まずこのラケットのスペックです。フェイス面積100、長さが少々長くて27.25inch、厚さが24mm、重さが290g、ストリングパターンが16×18という本当に扱いやすい万能ラケットなんです。おまけに長くはないですがカタパルトもついていて、至れり尽くせりですね。

catapult8 v-engine.JPG


 どのくらい扱いやすいかというと、私は右利きなんですが、右手でラケットを持って来たボールを打ち込みます。すると狙った場所へしっかりとしたフォームで狙って打てば20球の内1球は狙った場所から3メートル四方の辺りには打ち込めます。

 おまけに打球感もいいですね。カタパルトはCatapult V1やCatapult 10に比べると短いですのでホールド感は弱いです。V1や10が「ん・ぱぁーん」という感じなら8 VEは「う・ぱぁーん」という感じでしょうか。カタパルトが短いためにダイレクト感が増したような感じでこれはこれで気持ちが良いです。30代前半までの若さの方なら、少々軽い感じがするかもしれませんが、厚さも24mmありますので打ち負ける感も少ないのではないでしょうか。

 カラーリングも銀色と黄色、紺色が綺麗にマッチして派手すぎず地味すぎずといった感じですし、他人が持っているのをあまり見かけないというのも優越感に浸れる部分です。おまけにV-Engineですので、初心者の女の子から「そのラケット折れてませんか?」と聞かれ、その話題から話に花が咲き、夜のネオン街へ一緒に消えていく、なんてことも不可能ではないでしょう。

 結論から言いましょう。非常にいいラケットです。本当にクセがなく様々なタイプのプレイヤーにマッチすると思います。しかし私のような冒険心の強い人間は、あまり魅力を感じませんでした。私はテニスプレイヤーの中では、イワン=レンドルが好きなんですね。あの正確無比なストロークと強烈なサーブ、ネットに出れば10球に8球はパスで抜かれるか、ネットに引っ掛けるという安定して決められないボレーが大好きなんです。ピート=サンプラスやロジャー=フェデラーのように何でもできてしまうオールラウンドプレイヤーは応援のし甲斐が無いんです。

 イワン=レンドルをご存知無い方のために、RPGで例えましょう。ドラクエVには賢者という職業がありますが、魔法使いと僧侶の呪文が使え、そこそこ攻撃力もあり非常に便利な存在ですね。しかし逆を言えば便利すぎるのです、そんなに苦労しなくてもクリアに辿り着けてしまうのです。釈迦の教えを実践し解脱(テニスの上達)のために常に自分自身を辛い修行の中に身を置いている私としては、レベルの低い賢者を使用するよりも、武器はあまり使えないし、呪文も覚えられないが素早さだけなら誰にも負けないレベルMAXの武闘家を使用する人間なんです。

 いろいろと言い訳をしましたが、実のところはこのラケットを使用してゲームをしているときに逆をつかれ、足首をおもいっきり捻挫して靱帯損傷という痛い思い出がありまして…。そのトラウマであんまり使用したくないんですね。それと細かなことですが、8シリーズはVolklラケットの中でもシャフトの間隔が広いんです。パックハンドのテイクバックの時にとても違和感を感じてしまう…そこが私にとっては唯一の欠点です。でもいいラケットです、オススメです。
 
2009年11月1日

posted by はぶさん at 00:00| Comment(0) | Volkl | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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