良い一日でした。こうして浮いた金をしっかり
投資に使いたいと思います。
では、いつもの懐古主義へ。
本日もネットプレイヤーが愛用したラケットです。
そう、こちらっ!

PrinceのTT Warrior MPです。
いわゆるラフターモデルです。
前回のティム・ヘンマンと同時期に全盛期だったのが
オーストラリアのパトリック・ラフターでした。
男の自分から見ても、全盛期のラフターは
セクシーというか色気のあるカッコよいプレイヤーでした。
中性的なカッコ良さではなく、ちゃんと
「金玉ぶら下げてる」感のある男らしい外見でしたね。
その一方で、ネットプレーは豪快さも繊細なタッチも
兼ね備えたカッコ良いものでした。
若かりし時は、ちょっと大丈夫か?と
思ってしまうプレーもりましたが、ちゃんと成長して
強くなったんだなぁとしみじみ思いましたね。
だからこそ、好きだったプレイヤーなんですね。
全盛期しか見てなかったら、あまり弱点が感じられ
なかったですから。
自分が印象に残っているのは、
2000年のウィンブルドン準決勝でのアガシ戦と
2001年のウィンブルドン決勝でのイバニセヴィッチ戦
ですかね。
2000年のアガシ戦は、対極のプレースタイル同士の戦いで、
レシーブ対ファーストボレーの戦いでもありました。
2001年のイバニセヴィッチ戦はどちらも好きな
選手だっただけに、本当に手に汗握ったテレビ観戦でした。
試合後、その余韻からか違うものを握っての
AV観戦もありましたが…。
ラフターは1997年と98年に全米オープンを制覇していますが、
この戦いよりも、前述の2試合の方が印象に残っているため、
このTT Warriorを買ってしまったんです。
全米を制した頃は、Graphite Response Ti MP辺りを
使用していたと思いますが、あまり興味は無かったですね。
では、TT Warriorのインプレです。
まずスペックですが、97平方インチで、厚さが23mm、
重さは320g程度、ストリングパターンは16×20だったと
思います。
使用した感想は、「パンっ」っとよく飛ぶ印象でした。
スマッシュやハイボレーのようなショットは気持ちよく
弾いてくれて、バックネットによく当たってくれました。
やはり23mmストレートの厚さからくるものだとは思いますが、
硬質な「カンっ」っていう金属っぽい感じは
受けませんでした。
16×20でしたが、スライスは面によく乗ってくれる印象も
あったし、その一方でブロックリターンもし易かった
ですね。
このラケットのおかげで、そんなに好きでもない
アガシのようにレシーブがちょっとだけ得意に
なった気がします。
ラフターのラケットなんだから、ボレーは?
という声が聞こえてきましたので、お答えします。
ボレーは楽でしたね。セットして面できちんと
とらえれば飛んで行ってくれる感がありました。
でも、その分長さ調節が難しい感じはありました。
ローボレーを深く返そうとして、ドロップショットに
なったり、ドロップショットを打とうとして、上から
叩き込まれたりとなかなか難しかったです。
もう少し分かり易く言いますと、私が下手なんです!
ただシャフトの間隔も狭くて、バックハンドで構える時は
しっくりきたし、適度な重さと厚さで打ち負けることもない
良いラケットでした。
しかし欠点があります。
このラケットが私の買った最初で最後の白いラケット
なんですね。
とにかく日焼けするのが早く、白い部分がうす汚れていく
んです。せっかく買ったラケットが汚れていく…、
汚れても洗濯に出せるわけでもなく、段々と愛着が
薄れていってしまったんですね。
HEADのiPrestigeやVolklのCatapultシリーズもそうでしたが、
艶消しラケットを買わなくなった理由でもあります。
艶消しラケットは塗装は剥げるし、
後にベトベトしてくるのもありましたからね。
このラケットも今もう一度使いたい一本です。
このラケットで「インっ」って叫びながら、
回転系のサービスを打ち、相手の強烈なレシーブを
見事にスウィートスポットから外したドロップショットで
切り返したいですね。